創業で失敗しないノウハウ
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する必要があります。●サービスでの差別化 今や、パソコンは価格競争の時代といわれます。安くすれば売れる! でも、それはパソコンを使いこなせる人しか対象になっていません。使えない人にとって、パソコンはどんなに安くても意味は無いのではないでしょうか。 そこで、決して安くは無いけれど、用途に応じた最適の機種選定から、自宅でのセッティング。使えるようになるまで徹底的に面倒を見るパソコン専門店はどうでしょうか?いわゆるコンシェルジェ(執事)型サービスを中心にビジネスを組み立てるという方法もありそうですね。●提供の仕方での差別化 あるパン屋さんですが、味も価格も特長が無く、あまり売れていませんでした。そこで、人が集まる土日・祭日の公園に移動型のお店を出してみました。するとどうでしょう、公園で遊びお腹の減った方々がわんさと押しかけ、あっという間に今までの店の一日の売り上げの倍を販売してしまったのです。 人が来ないなら、人のいる所に出向く。移動販売は提供の仕方で差別化しているケースの一つです。●コストで差別化 安く買いたいというニーズは多くの人が持っています。 しかし、単に安く売るのであれば、利益(儲け)を得ることは難しいことになります。この場合、いかに仕入コスト(仕入価格)を下げるかがポイントになります。多くの場合、仕入価格は仕入量に比例しています。ですから大規模店の低価格販売は大量仕入、大量販売が機能しているためです。 小規模でスタートする創業者が仕入コストを引き下げるには、情報と足を駆使する他ありません。例えば、地域の農産物の約3割近くが正規に出荷できていないといわれます。サイズの不揃い、汚損等が原因といわれます。こうした農産物であれば、随分と安く買うことができます。そうした農産物を材料にした商品開発なら、ネット通販のように販売コストが比較的に高いなかでも、充分に安く販売でき、利益も上げられる可能性が高いでしょう。実際に地域の余った雑多な野菜を中心に「○○村の健康100菜漬」でヒットしているケースもあります。姫路・創業マニュアル姫路・創業マニュアル15

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