創業で失敗しないノウハウ
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 創業するということは自ら考え、自ら行い、自らがその成果を得る。そういう意味では自分が全てと言えますが、一方で創業は相手(お客様、取引先、金融機関等)と環境(経済状況等)に大きく影響されます。そうした点から見ると、相手としての周囲の協力を得ることでしか成功を勝ち取ることはできないということが出来ます。 ですから、成功した人とは、成功する環境づくりを果たした人であるという事ができるのです。 創業計画書とは貴方が「どんなビジネスを、どのようなスケジュールで、どのように、どんな費用で、どのような利益を得るのか」、要するに、創業にかける貴方の思いと方法を具体的に記したものです。 創業計画書の効用の一つは、あなたが創業するにあたって味方・協力者となってもらうべき関係者に見てもらい、計画の理解と納得を得て、協力・支援をしてもらうためのものなのです。 さて、味方とは、自らを差し置いてでも支援してくれる人。創業初期の困難な時代を共に支えてくれる人。そんな人を持つことができたら、創業は既に半ば成功に達していることになります。 創業にあたって、あなたの味方となってくれるのは、どなたですか、そして、どこにいますか? 多分、その人は、あなたのすぐそばにいます。言葉を変えれば、常に傍らにいる人を味方につけることが肝心なのです。 例えば、結婚していたら、それは伴侶ということかも知れません。親や子かも知れない、叔父・叔母かもかも知れない。友人の可能性もあるでしょう。その他、いずれにしても、あなたの事を最も良く知っており、利害が一致する立場の人ということになります。その人に、いの一番に創業計画書を見てもらうことです。あなたの事を真に思うが故に、いろいろと意見を言ってくれるでしょう。そうした意見を計画に取り込む事で本当の味方がつくられるのです。 協力者とは、あなたの創業の成功に向けて、力を貸してくれるであろう周囲の関係者、とい失敗しない環境づくりⅥ1創業計画書をもとに味方と協力者をつくる創業で失敗しない原則とノウハウ創業で失敗しない原則とノウハウ16

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