創業で失敗しないノウハウ
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特別収益 1,000不動産売却等の臨時的に発生した収益特別損失 4,000不動産売却・除却損等の臨時的に発生した損失  税引前当期純利益 5,000法人税を差引く前の最終的に獲得した利益法人税等 2,000法人税     当期純利益 3,000法人税を差引いた後の最終的に獲得した利益 創業にあたって、正確な売上高予測ができるということは重要なことです。 売上こそが事業の継続を約束する唯一のものなのです。どんなにコストを低く抑えても売上高がコスト以下ならビジネスは破綻してしまいます。 客数×客単価=売上高、ということです。今日、来店して購入してくれたお客様の総数が客数であり、客単価は一人のお客様がいくら買ってくれたかということです。 創業にあたって、客数を把握するには、対象となる地域内人口、店前通行量、ネット通販であれば、近い業種の売上状況等を勘案しながら検討し予想していくことになります。 例えば、出店を予定する店舗の前で店前通行者数をカウントして割り出す方法もあります。この場合、単に通行数を数えるのではなく、性別、年代別、ビジネスによってはファッションレベル別等で数えるようにし、自らの店や商品のお客様になりそうな人をカウントすれば売上高予測はより正確なものになります。 客単価予想は、創業者の段階であれば、自分だったら、こうした店でどの程度買うだろうかといったような事を懸案してみる必要があります。要するに、自分も消費者的な側面を持っているわけですから、そうした特性を活かして、価格設定を行ったり、客単価予想を進めたりしていく事が大切なのです。 会社経営にあたって資金繰りは最も重要なことの1つです。事業は赤字でも資金が続く限りは倒産しませんが、資金がなくなれば黒字でも倒産します。 例えば、確かに、数字的には利益は出ているのに、お金(売上の集金)の入ってくる時期が遅れれば、予定した支払いに困ってしまいます。 約束手形で支払いをしていたとしたら、不渡りになり、場合によっては銀行取引が停止され、事業継続が難しくなり破綻に追い込まれる可能性があるのです。ですから、できれば、3ヵ月分の資金繰り表を作成しておく必要があります。 資金繰り表に基づいて、支払い予定、借入金の返済等を調整しておく必要があります。3売上高予測4資金繰り姫路・創業マニュアル姫路・創業マニュアル27

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