創業で失敗しないノウハウ
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 販売促進とは、広い意味では販売を促進するために顧客対象に働きかける全ての事柄をさしますが、一般的には売上高を増やすための宣伝・広告のことです。 貴方が、どんなに素晴らしい商品やサービスノウハウを持っていても、それを知らない人にとっては無いのと同然です。お店をオープンしても、それを知る人が無ければお客様が来ることはありえません。ですから、オープンにはもちろん、継続的に販促活動を続けていく必要があるのです。 販促の成功のポイントは、その媒体(チラシやDM)を見る、顧客対象者にとっての「トク・ラク・ベンリ・オモシロイ」が表現されていることが重要です。 「トク」は文字通り、お客様にとっての「お買い得」を感じられるようにすること、例えば目玉商品の価格は大きめにしてお得感を強調します。 「ラク」はチラシ等を楽に読めるように工夫するということです。高齢者を対象にしたビジネスであれば、字が小さすぎればそれだけでチラシの反応率は大幅に下がってしまいます。高齢化が進んでいます。特に読み易さには充分に気をつかって下さい。 「ベンリ」はお客様がお店に行こうとする際の便利さを意識した地図表等の工夫です。新規オープンなのに地図表が無いとか、あっても分かりづらいとチラシの効果は半減します。 「オモシロイ」はお客様の興味と関心を知り、それに応えたチラシ表現になっているかどうかということです。例えば、最近の傾向として、男女問わず「若々しい」という表現に惹かれる消費者が多いといわれ、チラシ等の媒体表現としては有効性が高まっているようです。高齢化が進む中で「若々しくありたい」ということに興味関心が高まっているからかも知れませんね。 販売促進はセールスプロモーションとも言われ、それはアウトストアプロモーション(店外販促)による来店促進・集客と、来店したお客様により多くお買い求めいただくためのインストアプロモーション(店内販促)の2つがあり、それらは、統一された考え方とイメージであることが大切です。 新聞に折り込んだチラシを見て来店したお客様がチラシと全く違うような商品や価格ばかりであれば、人によっては「だまされた」と思ってしまうかも知れませんね。これでは逆効果になりかねません。売上を上げるための販売促進Ⅸ1店外販促と店内販促姫路・創業マニュアル姫路・創業マニュアル29

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