創業で失敗しないノウハウ
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 店外販促は、新聞折込チラシ、DM、店外での手配りビラ、雑誌・ラジオ・テレビでの宣伝等であり、店内販促POP(商品の側にあり、商品の特徴を中心にメリットを解説するカード)、プライスカード(値札。セールの時など目玉商品には大きめのモノや色違いを使用してお買い得感を上げることがあります)、店内放送等になります。いずれにせよ両者が統一的に運用されて始めて販売促進効果が上がります。 新聞折込チラシは新規開業を知らせるための媒体としては最も一般的で、コスト的には比較的低く抑えることも可能です。新聞等に折り込まれ、お客様の手元に届きますが、基本的に不特定多数を対象にせざるを得ず、枚数当たりの集客率は決して高くはありません。ですから、比較的多量(1万枚以上)に配布するケースが多いようです。 A4サイズで表面2色、裏面1色で、注文の仕方にもよりますが、1万枚で5万円から7万円というところです。それに新聞折込料(地域により異なる)が1枚あたり、3円から5円程度加わります。ですから、1万枚のチラシ販促には8万円~10万円程度の費用がかかるということになります。 お客様に直接、郵送等で送り届ける販促媒体です。封書型と葉書型があります。 お客様を特定し個別に対応できるという意味で、高い反応率が期待できる媒体であり、中小専門店の販促媒体としては費用に対して最も高い効果を上げることが出来ます。 DMは相手(お客様)の住所・氏名等の個人情報がなければ実施できません。よって、一度来店したお客様から住所・氏名がいただけた場合に限られます。基本的には店とお客様の間に信頼関係がないと効果は上がりません。 例えば、ご来店いただいたお客様に図表⑪のような販促名刺を差し上げ、住所・氏名を教えていただくなどの工夫も必要になります。そうしたお客様に有益な情報提供を行うことで信頼関係を築き、そこから販促につなげていくのがポイントです。但し、個人情報ですので、取扱にはくれぐれもご注意願います。2新聞折込チラシ3DM(ダイレクトメール)創業で失敗しない原則とノウハウ創業で失敗しない原則とノウハウ30

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