創業で失敗しないノウハウ
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 「段取り八割」という言葉があります。これは、段取りすなわち手順がしっかりと組立てられ、それに従って物事を進めれば成功の八割は手にしたようなものだと言うことです。 創業にあたっても手順があります。手順にそって計画化し都度にチェックし場合によって修正・調整をはかることで創業は安全かつスムーズに進展する可能性が高まります。※本項は前項と重なる部分がありますが、手順として整理する意味で敢えて重複しました。重複する項目は創業にあたって非常に重要な所でもあります。重ねてご参照下さい。創業手順と具体的なポイント 最初のステップは「事業アイデアの創出」です。 既に確固たる事業アイデアを持っている人はともかくとして、どんな事業で開業するのかをこれから決めようとするならば、自分が本当に何をしたいのか、どんなことならできるのかをじっくり考える必要があります。 漠然と「こんなことができたらいいな、こんな商売をしている自分に憧れる」というレベルでなく、事業として成り立つ事業であること、すなわちしっかりと利益が確保できそうであること、他の類似の業者に比べてどこが違うのかが問われます。 本当に自分が好きで、長続きできると確信を持てることが必要なのです。 自分でいくら考えても決心がつかない場合は、自分の職歴や経験、スキルを書き下してじっくりと考えることがポイントです。どんな得意分野があり、どんな実績を残してきたかを冷静に振り返ることです。その中から何をやるべきか、何ができるのかが浮かび上1.事業アイデアの創出2.事業計画書の作成3.資金調達4.立地調査・物件選定5.各種申請・届出6.内外装工事備品等調達7.スタッフ雇用8.開店前広告宣伝オープン付録「創業の手順」付録「創業の手順」1事業アイデアの創出図表① 一般的な開業までの流れ創業で失敗しない原則とノウハウ創業で失敗しない原則とノウハウ32

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