創業で失敗しないノウハウ
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 不動産物件の選定にあたっては店舗物件、事務所物件、工場物件共に「帯に短し、タスキに長し」と悩むケースは少なくありません。しかし、立地調査・物件選定のステップに関しては、特に小売業、飲食業、サービス業などでは集客力に直結することであり、安易な妥協を排し、かつ素早く決断することが求められます。 先ずは、自らが狙う客層にとってどんな立地が相応しいのかという視点で立地の選定を行います。 小売販売・飲食店の場合、店舗の立地条件は売上に大きな影響を与える可能性が高いので立地選定は非常に重要な問題です。 立地タイプは図表③のように大別されます。 創業する業態に見合った立地タイプに絞り、狙う立地近辺の不動産業者に依頼、又はネット等を通じて探すようにします。これはと思う物件が見つかったら、できるだけ早めに内見をさせてもらうようにします。焦りは禁物ですが、希望に沿う物件なら取り敢えずは手付金を打つなどの方法で押さえておく必要があります。「良い物件は足がはやい」が現実です。その上で現地での店前通行調査(立地調査)等を行うようにして客観的な確認もして契約に至ることが出来れば最高です。タ イ プ広域型地域型近隣型商圏人口10万人以上5万人前後1万人以内扱い商品専門品買回品最寄品来街手段鉄道・バス・車車・バス・自転車徒歩・自転車 各種申請・届出のステップとは、特定の業種・業態によって必要な監督官庁への許認可・届出をおこなうことです。代表的な業種・業態の例を次ページに示しますので参考にして下さい。4立地調査・物件選定図表③ 立地タイプとその特徴5各種申請・届出姫路・創業マニュアル姫路・創業マニュアル35

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