創業で失敗しないノウハウ
39/42

話、ロッカー、カウンターなどは必ず必要になります。そのほか、業種・業態によって特有の備品・什器があるので必要な備品類のリストを作成しておき、一つ一つ価格を調べながら調達するようにします。 スタッフ雇用のステップが必要な場合もあります。初めからスタッフ雇用することは経費面から避けたいものですが、開業の規模によってはスタッフ雇用が必要な場合もあります。以前からの協力者がおり、その人が参加できるならば申し分ありませんが、そのような人がいない場合はハローワークや求人サイトを利用しての人集めとなります。少なくとも開業の3週間前にはハローワークなどに出向き、求人シートを作成し提出しておく必要があります。応募の連絡があれば面接を経て雇用することになります。複数の候補者との面接を行うべきで、そのためには、事前にチェックシートを作成しておき、必要とされる業務への適性を見極めることが求められます。一方で、即断即決するというぐらいのスピード感も必要となります。経営者の責任として、一度雇用すると一方的な解雇は不可能であることは言うまでもありません。経営者にとっては大きな決断となることを承知しておいて下さい。 開店前広告宣伝のステップでは、どのような広告宣伝を行うべきかをじっくり考える必要があります。 新規開業であるので、広告宣伝を行わない限り、既存客がいないので当初は全く集客が期待できません。どのような種類の広告宣伝が良いのかは、業種・業態によってかなり異なります。飲食店では、看板、ポスティングチラシは必須としても、そのほかに何が有効かを考えてみましょう。店の前には、のぼり旗は必要になるでしょうし、場合によっては、タウン誌を活用して、広く地域に周知することが有効かもしれません、繁華街では手渡しチラシが有効ということもあります。また、店舗を持たない個人・家庭向けサービス業ではあれば、ポスティングチラシ、タウン誌が有効であるし、ホームページも開設しておくべきです。 さらなる集客のためには、パンフレット類を準備しておき、それらを見込客が集まりそうな施設や店舗においてもらう交渉をすることも有効です。7スタッフ雇用8開店前広告宣伝姫路・創業マニュアル姫路・創業マニュアル37

元のページ 

10秒後に元のページに移動します

※このページを正しく表示するにはFlashPlayer10.2以上が必要です