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会頭挨拶

姫路商工会議所 齋木会頭 年頭所感(平成30年1月1日)

姫路商工会議所 会頭 齋木 俊治郎 姫路商工会議所
会頭 齋木 俊治郎

 新年明けましておめでとうございます。

 皆様には、清々しい新春をお迎えになられたこととお喜び申し上げます。新たなる一年の、会員各位のご健勝と事業のご発展を祈念申し上げます。

 さて、昨年の世界情勢を振り返りますと、トランプ米大統領の就任を皮切りに、世界主要各国で新政権が発足し、世界政治・経済に多大な影響を与えました。特にアメリカの保護主義的通商政策が、連鎖的に各国の経済不安定化を招く恐れもあり、今後も不確実性の高い経済が続くことが予想されます。

 また、イギリスのEU離脱やアメリカのTPP離脱、更には北朝鮮の核・ICBM開発といった、日本の貿易や安全保障にも影響を及ぼす出来事が相次ぎました。

 日本国内におきましては、企業の業況観も改善をみせ、生産面を中心に緩やかな回復基調が続いているものの、地方や中小・小規模企業においては、なお本格的な力強い上昇には至っていないのが現状であり、人口減、特に生産年齢人口の減少、および更なる人手不足の顕在化、経営者の高齢化など「人」に関する問題は今後ますます大きくなるといえるでしょう。

 昨年末に解散総選挙を経て発足した第4次安倍政権には、IoTや人工知能の導入など生産性向上に挑戦する企業を支援する「生産性革命」や、少子高齢化に対応する「人づくり革命」を着実に進めることが求められており、我々地方中小企業にとっても期待の大きい政策である一方、その財源の一部である事業主拠出金の料率引き上げが、中小・小規模企業の負担増に繋がる恐れとなるのか、今後の動向に注目せざるを得ない状況です。

 また、当地におきましては、姫路駅周辺整備に関し、コアゾーンでは本年3月に新たな都市型ホテルが完成し、4月には医療・福祉・保険分野の専門学校等の開設も控えております。更に文化コンベンション施設の開発も着々と進んでおり、駅周辺は活性化への道を着々と歩み始めています。このように新しい都市機能の整備が進むにつれ、商店街を始めとした既存の商業施設との共棲を図っていかなければなりません。

 観光分野におきましては、姫路城は引き続き強い集客力を発揮しており、2020年の東京五輪におけるフランス柔道の事前合宿の誘致も決定するなど、観光の経済効果への期待が高まるなかで、インバウンドを含めた観光施策のあり方を本格的に見直す時期にきています。

 ものづくり産業におきましても、当地は世界のトップシェアを誇る企業が集積するなど、日本有数の「ものづくりのまち」でありますが、これを広く国内にアピールするとともに、経済・社会の変化を視野に入れた先端産業・技術への取り組みが、これまで以上に求められています。

 このような状況下、姫路商工会議所では一昨年に策定しました中期行動計画に基づき、全力で取り組んでいるところでございます。

 本計画において、中小企業の課題解決および姫路経済の成長に直結するといえる重点項目すなわち、

  1. 伴走型支援による会員事業所の支援強化
  2. 姫路経済研究所による実態把握と現状分析
  3. IT化促進を中心とした生産性の向上
  4. 広域連携によるものづくり・観光・ブランド育成

 の4点を掲げ、それらの実現に向け努力しております。

 企業経営においては、人手不足への対応と円滑な事業承継及びこれらを踏まえた生産性の向上が、経営者が対処すべき喫緊の課題となっています。

 人手不足解消に向けては、女性・高齢者・外国人等多様な人材の活用やITやIoT、AIを活用した生産性の向上が重要となります。
 また、我が国の中小企業は廃業率が開業率を上回り、この5年間で中小企業者数が40万人減少、経営者の最盛年齢はここ20年で47歳から66歳にまで上昇するという、「大事業承継時代」を迎えようとしています。商工会議所としましても事業承継税制に係る要望活動等を通じて、地方経済を支える中小企業の円滑な事業承継を支援しなければならないと感じております。

 こういった喫緊の課題に対応するため、当所においては、地方創生の要となる中小・小規模企業の活性化に向けた取り組みをはじめ、創業・IT支援や事業承継支援に注力しているところです。

 そして、地方創生への取り組みも欠かすことはできません。2020年の東京五輪は、日本の観光・文化の魅力を世界にアピールする絶好の機会でもあり、当所としましても、これに向けた活動を進めているところです。

 また、地方創生事業に係る調査・研究を独自に進めるために立ち上げました「姫路経済研究所」では、特に優先度の高い課題として「地域の人口動態予測」、「産業構造の分析」、「観光DMO」、これら3つの調査・研究を重点的に取り組んでまいりました。昨年、地元金融機関との連携を進め、より強力な体制となりましたので、これまで以上に迅速・的確な情報発信を行い、地域経済活性化に向けた取り組みを強化させていく所存です。

 今後も引き続き行政への提言と連携、情報の発信、事業の展開等、地域活性化のために活動し、地元企業にとって無くてはならない存在感のある商工会議所を目指すべく、活動を展開してまいりたいと思うところであります。
 商工会議所活動に寄せられる会員各位のご期待に応えるべく、皆様のお力をお借りしながら、一生懸命、歩を進めてまいりますので、一層のご理解とご協力をお願い申し上げ、年頭のご挨拶といたします。

お問い合わせ

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