姫路商工会議所

  • アクセス
  • 入会のご案内

姫路商工会議所について

会頭挨拶

新年のご挨拶(2019年1月1日)

姫路商工会議所 会頭 齋木 俊治郎 姫路商工会議所
会頭 齋木 俊治郎

「変革への挑戦
 ~会員に寄り添い、地域の可能性と魅力を発信~」


 新年明けましておめでとうございます。
 皆様には、清々しい新春をお迎えになられたこととお喜び申し上げます。新たなる一年の、会員各位のご健勝と事業のご発展を祈念申し上げます。
 昨年の世界情勢を振り返りますと、トランプ政権の保護主義的な通商政策を始めとした反グローバル化の政治潮流がより鮮明となった一年でした。また、3月に迫るイギリスのEU離脱の動向、緊縮政策に揺れるフランス、政権安定が不安視されるドイツ等、欧州諸国においても先行きが懸念されています。一方で、成長を維持しているアジア圏においても北朝鮮問題や、日韓関係の悪化など、日本を取り巻く情勢の変化は目まぐるしいものがあります。
 転じて日本国内に目を向けますと、昨年は自然災害の多い一年となりました。台風や7月豪雨災害、大阪及び北海道で発生した地震等、甚大な被害が相次ぎました。被災地の一日も早い復興を願うばかりですが、これら自然災害が企業経営に及ぼす大きな影響にも思いが至りました。
 現況において国内経済は緩やかな拡大傾向が続いていますが、米中の関税問題の行方に加えて本年早々から日米の通商交渉も始まることを踏まえて、本年の景気動向を必ずしも楽観視することなく気持ちを引き締めていかねばならない、と思っております。
 姫路商工会議所の活動につきましては、会頭に就任して以降、「変革への挑戦 ~会員に寄り添い、地域の可能性と魅力を発信~」をスローガンとし、4つの重点項目を掲げて全力で取り組んできました。
 1点目は「伴走型支援による会員事業所の支援強化」
 経営者の高齢化や後継者不足により、中小・小規模企業の数は年々減少しています。
 姫路商工会議所では、創業や事業承継に関する支援を行うため「姫路創業ステーション」を設置し、様々な情報発信や相談対応を行ってきました。
 そのような中、昨年には事業承継税制が抜本拡充され、国が中小企業における事業承継円滑化を後押しする動きを見せました。また、商工会議所としましては、個人事業者向け事業承継税制の創設も国へ要望しており、引き続き会員事業所の円滑な事業承継を強力に支援してまいります。
 更に、4月に働き方改革関連法の施行、10月には消費税引上げも予定されております。初めて導入される軽減税率に関しては、当所の調査結果によりますと、多くの会員事業所がまだ準備に取り組めていない状況でした。
 当所としましては、引き続き本制度に関する情報発信や相談対応に努め、会員事業所を支援してまいります。
 2点目は「姫路経済研究所による実態把握と現状分析」
 「姫路経済研究所」は、地域経済に特化した調査・研究を商工会議所が主体となって行う機関で、全国先駆けの取り組みとして2016年に立ち上げました。以降、地元金融機関との連携を進め、更に昨年12月には兵庫県立大学政策科学研究所との連携協定を締結しました。
 昨年の主な活動としましては、「姫路市の産業構造に関する基礎調査」や、当地域における将来の人口推計及び人口減少がもたらす影響に関する「姫路市人口動態調査」を実施しました。
 今後は更に、姫路の観光に関する調査・研究にも力を注いでいきます。
 3点目は「IT化促進を中心とした生産性の向上」
 4月に施行される働き方改革関連法、省令がこの3月までに決まる入管法の改定等、働き方に関わる法環境が本年は大きく変わってきます。足下の人手不足は経営にとって深刻な問題となっており、特に中小企業経営者は外国人・高齢者・女性等多様な人材を活用することで労働力確保に尽力されています。
 一方で、今後を展望する上ではITやIoT、AI活用による生産性の向上も欠かせません。
 政府が推進する「Society5.0」では、フィンテック、キャッシュレス化、無人ロボットや自動走行などの新技術を積極的に取り入れることで労働生産性の向上を図る「新しい社会の実現」を目指しています。ただ、中小・小規模企業にとってそれら新技術をどう活用できるかが今後の課題です。
 当所としましては、姫路ものづくり支援センターにて開設しておりますIT相談窓口や、新技術に関するセミナーの開催等を通じて、会員事業所が積極的にITを活用していただけるよう支援に努めてまいります。
 4点目は「広域連携によるものづくり・観光・ブランド育成」
 当地の発展をけん引してきたものづくり産業は、依然として当地産業の基盤です。そのものづくり産業の強化のため、また新規企業誘致を図るために、引き続き播磨臨海地域道路の早期実現に向けた要望活動等を行っていきます。
 ものづくり産業に続く次世代産業の一つとして欠かせないのが観光産業の育成です。近年、観光客の目的は従来の「モノ消費」からその地域の歴史や文化に触れる「コト消費」に変化してきています。当所においては、観光客の動向及び宿泊者の実態に関する調査・分析を姫路経済研究所にて行うことで姫路の観光のあり方を検討し、DMOの設立の具体的な提言に繋げていきたく考えております。
 2020年東京オリンピック・パラリンピックの開催が間近に迫ってきましたが、ラグビーW杯2019日本大会、ワールドマスターズゲームズ2021関西、更に2025年に開催が決定した大阪万博と、関西には追い風が吹いています。
 日本の観光・文化の魅力を世界に発信するだけでなく、当地観光産業の発展を実現させるまたとない機会だけに、国内外の大勢の方に訪れていただけるように努めていかねばなりません。
 述べてまいりました4つの重点項目以外にも、当所が果たすべき役割や解決すべき課題は山積しています。そして、そのいずれもが会員事業所をはじめとした地域中小企業の発展に寄与するものであらねばと考えております。
 当地では、本年3月末には姫路駅南駅前広場が完成予定、また、イベントゾーンには姫路市文化コンベンションセンターが昨年着工され、県立の総合医療センターも建設されてまいります。播磨の玄関口が大きく変わってまいります。本年は「平成」から新しい時代へと変化する節目の年でもあります。
 姫路が「選ばれる街」になるように、そのためには「住みたい街」「働きたい街」「行きたい街」を目指して、商工会議所もスピードを上げて取り組んでまいります。
 本年も、企業経営における様々な課題を抱える会員事業所に寄り添い、地域経済活性化に向けた取り組みを積極的に実行してまいりますので、より一層のご理解とご協力をお願い申し上げ、年頭のご挨拶といたします。

お問い合わせ

総務部
〒670-8505 兵庫県姫路市下寺町43番地
TEL: 079-223-6550
FAX. 079-288-0047
アクセスマップ:[MAP]
E-mail:info@himeji-cci.or.jp